2020年5月22日金曜日

工事仕様書通りに取付ないと・・・

いすみ市に低圧発電所をお持ちの方からのご依頼です。
遠隔監視装置は未設置、オーナーさんは遠方にお住まいです。

ここ数ヶ月、発電量が少ないような気がします。
点検をお願いできませんか?というご相談。
場所を確認すると会社から10分程度の場所なので
とりあえず目視点検をしてきました。

故障の有無以前にパワーコンディショナの取付状態を一目見て、
こりゃいかん、というのが正直な感想です。



 素人目にはキチンと取り付けられているように見える事でしょう。
 問題点は地面からの離隔距離。
現状約10センチ。

この機種は冷却ファンが底部に取り付けられており、そこから空気を吸い上げて
機器内部に送風しています。
メーカーがこれ以上低い場所に取り付けてはいけませんよ!という基準を定めています。これは明らかに規定外。

故障しやすいという心配もありますが、一番危惧されることは・・・。
メーカー保証が効かない可能性大という事。
10年延長保証などに加入していても保証の対象となるのは、
仕様書通りの取り付けができている場合です。

メーカーが点検修理に来たら、
「仕様外の取り付けをしてあるので有料になります 」
「はぁ?!!!」
しかも結構高額。

この種のトラブル、他社さん施工の設備点検に行くと
結構ひんぱんにあることなのです。

仕様書通りに施工するって結構守られていないのです。

今回は5台のパワーコンディショナの内、2台の故障を発見しました。
数ヶ月に渡って40%程度売電が少なかった事になります。
果たして今後の展開は!
太陽光発電所「点検あるある」のお話でした。

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